2019.10.18 Friday
第17回 周南市美術展2019 大賞受賞者へのインタビュー
市美展大賞を受賞された、溝口智司さんにお話をうかがいました。
○ 市美展大賞を受賞されたご感想は?
最初はピンときませんでした。びっくりしましたが、
嬉しいです。
○ 大賞作品「光訪る紅の谷間」はどこで撮影されたのですか?
アメリカアリゾナ州ページ近郊の峡谷、
アンテロープキャニオンです。
「きれいなウェイブが見られるよ」と
聞いていたので、定年退職記念の旅行で、
撮影に行きました。
「ビーム」とよばれる、真上から光が
差し込む時間にしか見られない神秘的な
光線を撮影したかったのですが、あいに
く曇っていて「ビーム」は撮影できず、
残念でした。
しかし、曇っていて光が回っていたので、
このような写真がとれました。
この作品は、あとから見返してもインパ
クトがあったので、今回、出品しました。
もともと、山の写真が好きで、北アルプスや、
中四国、九州の山々に登って撮影されるという溝口さん。
風景写真は天候に左右されますが、与えられた条件の中で、
最適な光景が撮れればという「一期一会」の気持ちで撮影
にのぞまれているそうです。
そのとき、その瞬間、その場所でしかとれない写真。
そう思ってみると感慨深いですね。
最近では、風景のほかに、野鳥の写真も撮られている
とか。
これからも、野鳥や里山など自然の情景を撮影してい
きたいと抱負を語られました。